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アールヌーヴォー、純銀のインクスタンド。1892年SODERSTROM製。 リモージュ焼き。
伝統的な絵付けの
手描きランプ
彫りのきれいな
純銀(830s)製
コーヒースプーン



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M. LIBRE(ムッシュー リーブル)のセ・ラ・ヴィ  


2010.01.31

「ヒステリック ジャパン」

早いもので、2010年ももう1月が終わろうとしています。わたしたちのところは12月決算なので、例年この時期は数字と格闘の真っ最中で一年で最も鬱陶しい時期なのですが、特に最近のような百年に一度とか言われる不況の真っ只中では鬱陶しいを通り越して憂鬱になります。

業績に関係なく毎年思うことですが、月に一回とは言わずともせめて四半期に一回くらい経理をやって伝票付けをしてあれば、この時期にこんな思いをしなくて済むのですが、判っていながら出来ないのが凡人の悲しさでしょうか? こんなこと書きながら、きっと来年も同じ事を繰り返すんだろうなという、半ば確信に近いものがあるのも困ったことです。馬鹿につける薬はないというか、馬鹿は死んでも治らないというか、、、

それ以上に困るのが、社会全体を包む閉塞感です。去年はアメリカにオバマ政権が誕生し、夏には衆議院選挙があり、55年体制以降初めてといっていい本格的な政権交代が実現しました。日本社会を覆う閉塞感が少し薄れ始めたかと思ったのですが、現状は首相と幹事長の政治資金問題がネックになって政権は迷走状態のようです。変化の兆しが見え始めたと思った矢先のこの体たらくです。おいおいまたかよ!?といいたくなります。

日本の外を見てみると、世界は不況克服のために矢継ぎ早に手を打っているようです。中国はいち早く成長軌道に戻ってきているように見えます(もっとも上海万博が終わった後のことは不透明な部分もありますが)。アメリカも失業率等予断を許さない面はありますが、徐々に回復軌道に乗り始めたように見えます。ヨーロッパは出遅れ感はありますが、日本のように経済の回復より政治家のモラルがどうだこうだなどという後ろ向きの議論に終始してはいません。ただ一人日本だけが、おらが村さの陣取り合戦に夢中です。呆れるほかありません。

困ったことに、日本の場合はメディアも右へならえで冷静な分析力においてかなり劣っていると思います。今の日本に何が必要なのかを考えるのではなく、個人的な好悪の感情むき出しで、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの類で、小さな(といっていいかどうかは断定できませんが)問題を最重要課題のように扱うアジテーターのような報道がありますし、警察や検察が捜査をしたら捜査された側はもう犯罪者のように決め付けるお上崇拝の態度は変わっていないようです。

「足利事件」を引き合いに出すまでもなく、多くの冤罪事件においてジャーナリストとして必要な冷静な懐疑を怠り、感情的な報道をして被疑者を追い詰めたメディアは紛れもない共犯者なのです。残念ながら最近の政治資金問題に対する報道ぶりを見ていると、そのことに対する反省はないようです。検察が正義だという恐ろしく単純な発想からスタートすることに何の躊躇も感じないのでしょうか?或いはそもそも自分の立ち位置に対する検証など考えたこともないのでしょうか?

今回の小沢幹事長の問題では結果がどうなるかわかりませんが、検察が正しいのかもしれません。その可能性が高いような気もします。とはいえ、現段階ではどちらが正しいかは「?」です。その場合、一方の側に立ったような報道をするのはジャーナリストのすることではないと思います。お上のすることは正しいという日常生活に浸みこんだ先入観を払拭して、冷静な分析の上の懐疑を持たない限り、やはり日本のジャーナリストには知性が不足していると思われてしまうのは致し方ないような気がします。もちろんすべてのジャーナリストがそうだと言っているわけではありませんが、このレベルの連中が圧倒的に多いように感じるのはわたしだけでしょうか??

今日はこの辺で。




M.LIBRE のブログ(過去の雑文など)







兵庫県西宮、甲陽園からフランスのリモージュ焼、銀製品、アンティーク、ル・パレデテの紅茶などをお届けします。店頭でもお買い求め頂けますのでお近くの方はお寄り下さい。

 上記写真をクリックすると店内の様子を見る事が出来ます。

●LIBREの通販取り扱い商品について●

リモージュ焼き(Porcelaine de Limoges)
かつて、ヨーロッパが東洋の磁器に魅せられ、白い宝石と賛美しつつ、永年の研究の末にようやくマイセンで磁器の焼成に成功した18世紀の前半、フランスの磁器生産の中心はパリでした。しかし、当時のパリの磁器はソフトペーストといわれる軟磁が中心でした。その後、リモージュ近郊で良質のカオリンが発見された18世紀後半から中心はリモージュに移り、ハードペーストと呼ばれる本来の磁器の生産が始まり現代に至ります。
ヨーロッパで最初に磁器の焼成に成功したマイセン窯も、それに続いたウィーン窯、セーブル窯も、官窯らしくその作品の完成度は極めて高く絵付けは非常に精緻です。他方、リモージュ焼きは民窯で、比較的自由な絵付けがなされます。基本を大きく外してはいないのですが、かといって精密に写しているともいえないのです。このリモージュとマイセンやセーブルに代表される官窯の作風との違いは、日本でいえば同じ有田でありながら民間の窯で作りだされた柿右衛門と鍋島藩の藩窯で作られた色鍋島の違いに似た精神の違いを見るような気がします。どちらがいいとか悪いとかいう問題ではなく、自由な絵付けか精緻な絵付けか、観る側の好みの問題と言うことでしょうか?

リモージュのもう一つの特徴は、ピルケースに代表される金具をつけた小物類です。金具をつけた蓋物は作るのが非常に難しく、他の窯でも少しは作られていましたが、現代においてもこれだけ多くの作品を作り続けているのはリモージュだけです。

当店はそのリモージュから昔ながらの伝統的な手描きの製品をご紹介します。

銀製品

銀製品は柔らかく、傷が付きやすい一面があります。このため、それを嫌ってあまり使われない方もおられます。しかし銀製品の本来の良さは、使い込むことによってその度に表面に小さな傷が付き、初期の金属的な光が長年の間に白く柔らかく温かい、銀独特の光沢に変っていくことにあると思います。(当店は銀製品の変色を防ぐ特殊な加工はあまり好ましくないと考えておりますので、輸入する銀製品にはそのような加工はされておらず、定期的に磨いております。このため、まれに一部の製品に軽いすり傷のような痕が付いている場合もありますが、その節はご了承くださるようお願いいたします。)

欧米では一つ一つの銀製品を丁寧に使い続け、子へ、孫へと代々受け継いでいくことがその家系のステータスを表わす重要な要素になっています。 『銀のスプーンをくわえて生まれる』 という言葉がありますが、これは生活に困らない裕福な家庭に生まれるという意味で、生まれてきた赤ちゃんに『豊かな人生を送れるように』という願いをこめて銀のスプーンを贈る、という習慣はここから始まったと考えられます。

ヨーロッパでは銀は貴金属としてギリシャ、ローマの昔から使われて来ました。北欧でもその歴史は2000年になるといわれています。銀は初期には主に通貨として用いられてきましたが、スカンジナビア半島の紀元300年以降の遺跡群からは装飾品等通貨以外の多くの銀製品が出土しています。そして、それらの出土品の多くはノルウェーのオスロにある国立博物館に収蔵されています。
当店はこの北欧で19世紀から100年以上の歴史を持つノルウェーの老舗の2社, DAVID-ANDERSEN と TH.MARTHINSEN の製品を徐々に紹介させていただく予定です。