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アールヌーヴォー、純銀のインクスタンド。1892年SODERSTROM製。 リモージュ焼き。
伝統的な絵付けの
手描きランプ
彫りのきれいな
純銀(830s)製
コーヒースプーン



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M. LIBRE(ムッシュー リーブル)のセ・ラ・ヴィ  


2010.07.25

「風頼み」

猛暑が続いています。うんざりする梅雨が明けてカラッと晴れ上がったのは良かったのですが、(夏の32~33度は関西では許容範囲という感じです)さすがにそのまま連日の猛暑日に突入されると、ちょっと待った、といいたくなります。夏は始まったばかりなんだし、そんなにせっかちに猛暑日を連発しなくてもいいだろうにと云いたくなります。

今年もまた世界的に異常気象が続いています。偏西風の蛇行が原因ではないかといわれていますが、近年この偏西風の蛇行というのは頻繁に耳にするようになりました。偏西風というのは酒癖の悪い風のようで、酔っ払って千鳥足になると途端に世界中が異常気象に苦しめられるというのは困ったものですが、特に気になるのは今ロシアを襲っている猛暑です。報道によればヨーロッパ側とシベリアで特にひどく、平年の気温を9~10度上回っているようです。半端じゃありません。旱魃も起こっていて、既に小麦畑の20%は駄目だそうで、世界的な価格上昇が始まっています。

更に気になるのは、この夏のバカンスシーズンにヨーロッパの中部から北部が猛暑のため、例年なら太陽を求めて南下する中北欧の人間の民族移動がかなり減って、それでなくても不況の南欧経済に大きな打撃になりかねない点です。特に今問題視されているギリシャ、スペイン、ポルトガルなどは観光以外にこれといった強い産業がなく、書き入れ時の夏の観光客が減るとかなりのダメージになりそうな気がします。もっとも、夏はまだこれからが本番なので、偏西風さんが早めに酔いから冷めてシャンとしてくれたらと思います。もちろん、風頼みというのは当てにならないことの代表みたいなもので、期待し過ぎると駄目だったときのショックが大きいので要注意です。

ちょっと脱線しますが、この間の参議院選に風頼み新党が幾つか挑戦しましたが、結局うまく風に乗って舞い上がれたのは「みんなの党」だけでした。この党もその後の様子を見ていると、党首以下予想外の健闘に皆舞い上がってしまって、地に足がつかない様子です。まるで第一党にでもなったようなえらそうな態度もちょっと鼻につきますし、馬鹿の一つ覚えの「アジェンダ」「アジェンダ」には笑うしかありません。生半可なカタカナ語を多用するのは、何かそれだけ強いコンプレックスがあるのかもしれませんが、聞かされる側にとっていかに耳障りか思い至らない鈍感さをみると、流石に渡辺代表は親譲りの政治家だと変なところで感心しました。

脱線ついでに、以前も何回か書きましたが、海外からの取り込み詐欺のメールが増え始めました。以前も紹介したナイジェリア関連です。一般の人には関係ないと思われるかもしれませんが、最近は素人が気軽にオークションに出品するケースが多いので、おそらくそういう人たちが被害にあっているのではないかと思います。わたしたちがこの手の詐欺に引っ掛かって被害を被るということはあまりありません。たとえ最初半信半疑で話に乗っても、交渉の途中ですぐにおかしいことに気付くからです。

今回気になるのは、以前に比べてかなり安いものに立て続けに2件連絡があったことです。一つは¥55,000.スタートのアンティークリング、もう一つはなんと¥12,000.スタートのマルカジットのネックレスでした。この程度の価格になると個人出品者も多いので心配です。オファーの文章は一部違っていますが、あらかじめ出来ているテンプレートの居住地、氏名、メールアドレスを変えて送っている感じです。今回は2件とも、スコットランド在住のギリシャ女性で、ナイジェリアのおじさんへのギフトということでした。もちろん、相手の名前、メールアドレスは違いますが、その他はほとんど一緒です。

それにしても、自分のおじさんにサイズ7.5号のリングを送るかぁ~?マルカジットのネックレスを送るかぁ~?ナイジェリアのおじさんって、どんなおじさんやねん!?。

今日はこの辺で。






M.LIBRE のブログ(過去の雑文など)







兵庫県西宮、甲陽園からフランスのリモージュ焼、銀製品、アンティーク、ル・パレデテの紅茶などをお届けします。店頭でもお買い求め頂けますのでお近くの方はお寄り下さい。

 上記写真をクリックすると店内の様子を見る事が出来ます。

●LIBREの通販取り扱い商品について●

リモージュ焼き(Porcelaine de Limoges)
かつて、ヨーロッパが東洋の磁器に魅せられ、白い宝石と賛美しつつ、永年の研究の末にようやくマイセンで磁器の焼成に成功した18世紀の前半、フランスの磁器生産の中心はパリでした。しかし、当時のパリの磁器はソフトペーストといわれる軟磁が中心でした。その後、リモージュ近郊で良質のカオリンが発見された18世紀後半から中心はリモージュに移り、ハードペーストと呼ばれる本来の磁器の生産が始まり現代に至ります。
ヨーロッパで最初に磁器の焼成に成功したマイセン窯も、それに続いたウィーン窯、セーブル窯も、官窯らしくその作品の完成度は極めて高く絵付けは非常に精緻です。他方、リモージュ焼きは民窯で、比較的自由な絵付けがなされます。基本を大きく外してはいないのですが、かといって精密に写しているともいえないのです。このリモージュとマイセンやセーブルに代表される官窯の作風との違いは、日本でいえば同じ有田でありながら民間の窯で作りだされた柿右衛門と鍋島藩の藩窯で作られた色鍋島の違いに似た精神の違いを見るような気がします。どちらがいいとか悪いとかいう問題ではなく、自由な絵付けか精緻な絵付けか、観る側の好みの問題と言うことでしょうか?

リモージュのもう一つの特徴は、ピルケースに代表される金具をつけた小物類です。金具をつけた蓋物は作るのが非常に難しく、他の窯でも少しは作られていましたが、現代においてもこれだけ多くの作品を作り続けているのはリモージュだけです。

当店はそのリモージュから昔ながらの伝統的な手描きの製品をご紹介します。

銀製品

銀製品は柔らかく、傷が付きやすい一面があります。このため、それを嫌ってあまり使われない方もおられます。しかし銀製品の本来の良さは、使い込むことによってその度に表面に小さな傷が付き、初期の金属的な光が長年の間に白く柔らかく温かい、銀独特の光沢に変っていくことにあると思います。(当店は銀製品の変色を防ぐ特殊な加工はあまり好ましくないと考えておりますので、輸入する銀製品にはそのような加工はされておらず、定期的に磨いております。このため、まれに一部の製品に軽いすり傷のような痕が付いている場合もありますが、その節はご了承くださるようお願いいたします。)

欧米では一つ一つの銀製品を丁寧に使い続け、子へ、孫へと代々受け継いでいくことがその家系のステータスを表わす重要な要素になっています。 『銀のスプーンをくわえて生まれる』 という言葉がありますが、これは生活に困らない裕福な家庭に生まれるという意味で、生まれてきた赤ちゃんに『豊かな人生を送れるように』という願いをこめて銀のスプーンを贈る、という習慣はここから始まったと考えられます。

ヨーロッパでは銀は貴金属としてギリシャ、ローマの昔から使われて来ました。北欧でもその歴史は2000年になるといわれています。銀は初期には主に通貨として用いられてきましたが、スカンジナビア半島の紀元300年以降の遺跡群からは装飾品等通貨以外の多くの銀製品が出土しています。そして、それらの出土品の多くはノルウェーのオスロにある国立博物館に収蔵されています。
当店はこの北欧で19世紀から100年以上の歴史を持つノルウェーの老舗の2社, DAVID-ANDERSEN と TH.MARTHINSEN の製品を徐々に紹介させていただく予定です。